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FZRのメンテや気がついたことの備忘録のブログ(のつもり)です。 他人に見られる日記と思うと書けませんのでなんとなく誰に向かって話しているのか判らない文章ですがよろしければお付き合いください。
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レースを打ち抜くのに、まずはお掃除から始めます。

古いグリスのまみれたゴミ、ほこりなどを綺麗に取り去ります。きちんとやっておかないとフレーム側にダメージが出られると嫌ですから。
平行に打ち抜ければ最高ですが、あいにく使う道具の構造上少しづつ抉るようにしていきますのでなるべくなら引っかかりがないようにしたいからです。

手っ取り早くパーツクリーナーとナイロンブラシでやりました。
こびりついて取りにくい古いグリスは古割り箸でこそぎ取ります。
綺麗になったところで潤滑スプレーを吹き付けて潤滑の確保&残ったグリスの溶解を図ります。
特に根拠はないのですが、私は毎回上のレースを抜くことから始めます。
構造上の問題か、下を抜くほうがやりにくいので上のレースを抜いてからのほうが仕事をしやすい気がしています。

アンカーボルトのネジの面の部分にナットをあわせます。
下側からナットを上に向けてボルトを突っ込んでレースのふちにナットを引っ掛けます。
後は軽くハンマーでたたいて上に向けて打ち抜いていきます。

一気に進めるとフレーム側が凹みかねないので、ほんの僅かずつ叩いてはナットの位置をずらしてを繰り返していきます。

そう苦労することもなく上側に抜け出してきました。

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もし、ステム側にボールがついてたらすかさず回収、こちらも19個です。
ボールの回収さえ済んでしまえば後は問題ありません。

今の状態で、外れている部品は袋ナット・ワッシャ・ダストカバー・コーン・アンダーブラケット(コーン付)・ボール(計38個)のはずです。足りない部品がないか確認して きちんとキープしておきました。

問題はフレームの中に残っている上下のレースです。
40CMちょっとくらいのしっかりした棒状のものがあれば、簡単に打ち抜くことが出来ますが、手ごろなツールになりそうなものを探してみます。

私の場合手元にあった基礎に使用するM12のアンカーボルトを使いました。
ホームセンターなんかでもよく売っているL字型の奴です。
付属のナットとセットで使用すると工夫次第で用途はかなり広いので工具箱に常備されています。
U字型のものも有りますが叩きにくいので使用範囲が激減してしまいます。

グリスが干からびている場合やうっかり軽い衝撃を与えてしまうと簡単にステムが脱落してベアリングをばら撒くことになりかねませんから、充分に注意してナットを引き上げるくらいのつもりで緩めていきます。 可能であれば、ぬれた新聞紙を厚めに敷いて置けば、万一の脱落時に飛び散らないで回収できる率が高くなります。

ナットが取れてしまえばそのすぐ下にあるダストカバーをそっと持ち上げて上側のコーンを取れば19個のボールが見えるはずです。場合によったらダストカバーにコーンやボールが張り付いているかもしれませんので御注意。
なくす前に回収しておきましょう。
この作業中もステムの脱落に注意することを忘れないようにしてください。

上がすっきりしたらアンダーブラケットのラジエタ-側の底に手を添えるようにしながらステムをそっと抜き出します。ベアリングがこぼれだしたりしないか確認しつつ抜き取りましょう。


本来ならとっくに手元に来ていてもおかしくないはずのステムベアリングやコーン・レースがこないので困っていますが貧乏学生時代に覚えた裏ワザ(?)的解決法をつかって、ステム周りのトラブルもとりあえず解消の形にしていきます。

まずはトップブリッジの袋ナットを取っ払い、カギ状のレンチや専用のソケットで回すはずのナットをパイプレンチで緩めます。 少し回してやれば、後はフロントがフリーになっていれば手でもくるくる回るはずです。
タンクがついたまま作業しているなら、タンクに十分注意を払わないと、硬くて質量の大きなものをぶつけると、容易く塗装が剥離してしまったりするので要注意。

かぎ状のレンチは比較的簡単に入手できますがパイプレンチなら入手が簡単、しかも格安で。他にも色々と使いまわしが利く便利な工具なので一つお手元にどうぞw
(上等のものは当然高いですがこういった目的のみに使用するなら千円程度の安物で充分だと思います)

この先は、再利用しようという方には特に注意ですが奥の手だろうが猫の手だろうが何でもいいから使うつもりでいてください。固い床で作業していると、簡単に部品が消失してしまいます。
少なくとも二本の手はフルに活用する羽目になりますので痒いところは先に掻いておくくらいのつもりで作業しましょう。

すったもんだの挙句、何とかシールも収まりました。
新しいダストシールも入れてとりあえず組み立ては完了です。

とりあえず終了なのはスプリングまで組んじゃうとかさばるからで、車体からはずしたまま保管するにはオイルもスプリングも入れていないほうが縮めておけるので邪魔にならないから今のところはまだ手をつけません。

手を付けないのには理由があります。
ステム周りはちょっと乗ってみたところでも減速時に"コツン"ときます。 元々緩かったんですね。
しかも、まだ不動状態の時から気がついていた通りステアリングがほぼ直進状態になったとき引っ掛かりがありました。 接地状態ではセンター近くで勝手にセンターに戻ったり、切り始めが硬く、切れだすとすっと動くような状態でしたがフリーの現在はそれがより顕著に表れています。 まるで何かの切り替えレバーを操作するかのような見事なクリック感^^;

この段つきは結局のところベアリングのボールを受けている部分に傷が生じている為に起きるのが一番の理由です。 その傷ができるのはベアリングの押し付けが足りなくて加減速時に本来の摺動方向意外に何度も強くこすられたりしている場合や長期の放置によってできるそうですが後者の場合は錆びやグリス不足のゴミの噛み込みなどが原因で大体においては前者だそうです。
この車体の場合どちらも考えられる状況ですが、まだステムをばらしてないので不明です。

そんな訳でなんとしてもフロントをばらしている間に手を付けておきたいのでした。




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ちりぺっぱー
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自己紹介:
機械いじりの好きなおぢさんです。
素人ながら、なんでも自分でしてみたい性分なので販売店に行くときは購入の用以外はなかったかも・・・・。
ここに記載されていることは私が実践したことではありますが正しい知識に基づいて行われているものばかりではありません。ご注意の程。
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