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一旦ストップしたのは一杯出し切ってパッドに当たるところまできたら、また戻すのが大変だからです。
で、飛び出したピストンはタイヤレバーを突っ込んでモンキーで捻るようにして沈めます。
きちんとそのまま戻そうと思いましたが、面倒くさいので手っ取り早くブリーダーを緩めて戻します、どうせオイルは全入れ替えになりますから。
木片を取り出しお隣に入れ替えます。
今度は油量が下がっているのでレベルに注意しながらの作業になります。
ここからは、先ほどまでの作業の繰り返しになりました。
4個のピストンがきちんと沈むようになったころにはすっかり新油に変わっていましたがとりあえずピストンとパッキンのコンディションを確認するためにひとつづつ同じ作業の繰り返しで今度は脱落する手前まで押し出した後指で摘んで取り出します。
フリュードの滓と思しきものがピストンにこびり付いてたので耐水ペーパーにブレーキフリュードをつけて軽く磨きます。
パッキンも一度取り出して軽くオイル滓をとり様子を見てみます。
ピストンのプロテクタ代わりにしていた片側のパッドを取り出し、そこら辺に転がってた材木をピストンとパッドの隙間にすっぽり収まる長さに切り出して丸見えになっているピストンの片方だけに噛ませます。
この時、材木のピストンとパッドに当たる面の平行はきちんと確認するほうがいいでしょう。ゆがんでいるとピストンが斜めにずれて後でにっちもさっちも行かなくなります。
この時点では片側のキャリパはまだ車体についたままですので全部で8個あるピストンのひとつだけがフリーになったことになります。
握りこんでしまうとまたレバーが戻らなくなりそうなので、様子を見ながら小刻みにレバーを握ってみます。
最初は遊びの有ったパッドとピストンの間が詰まってくるまで目に見える変化は把握しにくかったものの次第にフリーのひとつだけがヒョコヒョコ動くようになってきました。
固着していたと思われるマスターシリンダのピストンもうまく摺動できているようなので次第に大きなストロークにしていくと対面になるパッドに迫るところまで出てきたのでここで一旦ストップです。
はずしたキャリパーからダストカバーをはずし、パッド固定ピン、サポートスプリングを取っ払います。
ピストンを抜き出すのに普通ならブレーキレバーを握りこむことで済むのですが今回は残念ながら頼みの綱は既にめり込んだままです。
仕方が無いのでピストンを無理やり押し込んでみることにしました。
既に一度交換も視野に入れているので再利用不能になったとしても諦める事ができるのでできる方法だったと思いますがこの際だから仕方ありません。
対向4POTキャリパなのでまずは片方にパッドを当て、ウォーターポンププライやで握りこんでみますがまったく動く気配はなし。
次なる手段は両方のパッドとピンをいれ、その間を20インチのタイヤレバー二本を突っ込んで無理やり広げていきます。
いまいち広がりませんがブレーキレバーのほうが正常な位置に!!
こうなるとピストンが油圧で動かせるようになりますからしめたものです。
もって帰ってくるときから既にその思いは有りました。
ブレーキレバーに触っても無いのにどう見ても握りこんだ位置のままで止まっていたり、三人がかりで押して歩くより担いだほうが早かったり。
とりあえず、マスターシリンダの蓋を取るとゴムパッキンはまだ使い物になりそうな状態でした。フルードの液面降下に伴って伸びたままにされていますが剥ぎ取って元の形にすると、妙な変形も無く部品代がちょっと浮いたことを喜ぶ。
が、その下は赤褐色に変色したフルードとなにやら細かいごみのようなもの、怪しげな沈殿物まで有ります。
見てないことにして蓋を閉じ。キャリパーの様子も確認。キャリパーボルトをはずしてもがっちりとディスクを掴んで離れません。強引にこねくり回してようやく引き剥がします。ディスクの磨耗が少なかったのは幸いでした。大きく縞々になるほどだったらと思うとぞっとしました。
ご注意
本来は空気量の調節だけでなく、きちんと圧縮が掛かって気筒間でその違いは無いかなど、付随する項目がいくつもあります。
圧縮や、燃焼状態が違うと吐き出す空気量にも差が現れるため、吸入する力にも当然違いが発生します。
なので、この内容だけで本来の意味での同調が済んだ というわけには行きませんので悪しからず。 でも、私の場合ははっきりと体感できる低速トルクの増加(というか、多分本来のトルクに近づいただけでしょうが)と振動の減少がありましたから気休めにはなると思います。
で、その何処にでも有りそうな物とは・・・水道のホースです。
一般的にはインレットマニフォルド内の負圧を各気筒間で揃えるのだそうですが前述の通り 要は吸入空気量がそろえばいい訳だそうです。
各気筒の入り口付近で位置、向き、角度などに気をつけてホースを当て、もう片方は耳元にあててやるとシュコシュコ言う音が聴診器よろしく聞こえてきます。
アイドリング中のエンジンの回転数に比べてバタフライが広がりすぎていると吸気音は穏やかですがやや閉じ気味の場合は案外にぎやかにシュコシュコ言います。これは、流速の違いにより音が違うからだそうです。
ということは、聞こえる音を揃える=流れる量を揃える ということになり、バランスすると教えていただきました。(だったと思う^^;)。
隣り合ったキャブの間はリンクという部品でスロットル同士が連動するように繋がれています。そのリンクに調整ねじが有るのでちょっとづつまわしてみます。最初は乗車姿勢のときに右に見える2個からです。ねじがとても見えにくいため探すのが大変ですが側面下から覗き上げるとプラマイねじが見えます。ドライバーの長さが長すぎると入らない、短いと作業ができないという困った位置にありました。
当然アングルドライバーなんてものも持っていません。そこいらじゅうにあるドライバーを 片っ端から試してみて、差し替えドライバのハンドル+電動工具のビットで対応しました。
残念ながら(というか当然ですが)腕が二本しかないのでドライバとキャブ側のホースの先端だけしか握っていられないので耳元は肩でホースを押さえて作業しました。
くりくりと回していくと確かに音は変わります。注意深く左右の音を合わせます。
同じ作業を左の二つも終わらせて最後にど真ん中のねじで左右2個づつをそろえて行きます。
全部同じように聞こえるまでには何度かやり直す必要がありました。
作業は簡単でしたが音を聞き分けるのは、思いの外難しかったです。
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素人ながら、なんでも自分でしてみたい性分なので販売店に行くときは購入の用以外はなかったかも・・・・。
ここに記載されていることは私が実践したことではありますが正しい知識に基づいて行われているものばかりではありません。ご注意の程。