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で、ようやくキモの部分の話題に突入です^^;
すでに筋が入っちゃったコーン・レースを再利用してどうやってガタが出ないようにするか。答は簡単、元々入ってた角度と違う角度にずらして組んでやればいいのです。
元々車体についていた時には、上下ペアになってるレースとコーンですが、一度車体から抜いてしまえば角度はズレます。全部がきっちり同じように溝にはまるからガタが出ているのであって組みなおせばそれぞれ僅かづつでもずれるでしょう。
ずれてしまえばトータルとして考えるとキズに当たる瞬間は今までの1/4程度の深さのギャップになるわけです。 その分4倍の数のギャップができる計算になります。
当然、本来のきっちりしたスムーズな動きはしないかもしれませんが、何もしないよりは全然マシになります。
が、やはり飽くまでもその場凌ぎでしかない事は忘れないでください。
上のレースが抜けたことで下を叩く為の間口は広がりました。
上からも潤滑スプレーをたんまりと吹き付けてやります。
レ-スが抜けるまでのストロークが下のほうが長いので、こちらも同じようにちょっとずつ進めていきます。
上から覗いているとレースが傾いていても気がつきにくいのでたまに下側から覗き込みながらやりました。
下のレースも抜けたら、今度はステムにぴったりとはまり込んでいる下側のコーンの撤去です。
これもアンダーブラケットとコーンの間めがけてたがねを打ち込んでちょっとずつずらして抜きました。
曲がってなきゃ良いけどなぁ・・・・と心配するのは嫌なので気長にチョコチョコ位置を変えて抜いていきます。
ある程度抜け出てくるとこちらもスポッと取れました。
これで一応全部がばらせたことになります。
すべての部品を洗って傷の入り具合を見てみます。
レース・コーンに関しては、四個全部見事に放射状の筋が入っていました。
これでは筋に玉が入ったときにしっかりと止まるのもうなずけます。
レースを打ち抜くのに、まずはお掃除から始めます。
古いグリスのまみれたゴミ、ほこりなどを綺麗に取り去ります。きちんとやっておかないとフレーム側にダメージが出られると嫌ですから。
平行に打ち抜ければ最高ですが、あいにく使う道具の構造上少しづつ抉るようにしていきますのでなるべくなら引っかかりがないようにしたいからです。
手っ取り早くパーツクリーナーとナイロンブラシでやりました。
こびりついて取りにくい古いグリスは古割り箸でこそぎ取ります。
綺麗になったところで潤滑スプレーを吹き付けて潤滑の確保&残ったグリスの溶解を図ります。
特に根拠はないのですが、私は毎回上のレースを抜くことから始めます。
構造上の問題か、下を抜くほうがやりにくいので上のレースを抜いてからのほうが仕事をしやすい気がしています。
アンカーボルトのネジの面の部分にナットをあわせます。
下側からナットを上に向けてボルトを突っ込んでレースのふちにナットを引っ掛けます。
後は軽くハンマーでたたいて上に向けて打ち抜いていきます。
一気に進めるとフレーム側が凹みかねないので、ほんの僅かずつ叩いてはナットの位置をずらしてを繰り返していきます。
そう苦労することもなく上側に抜け出してきました。
もし、ステム側にボールがついてたらすかさず回収、こちらも19個です。
ボールの回収さえ済んでしまえば後は問題ありません。
今の状態で、外れている部品は袋ナット・ワッシャ・ダストカバー・コーン・アンダーブラケット(コーン付)・ボール(計38個)のはずです。足りない部品がないか確認して きちんとキープしておきました。
問題はフレームの中に残っている上下のレースです。
40CMちょっとくらいのしっかりした棒状のものがあれば、簡単に打ち抜くことが出来ますが、手ごろなツールになりそうなものを探してみます。
私の場合手元にあった基礎に使用するM12のアンカーボルトを使いました。
ホームセンターなんかでもよく売っているL字型の奴です。
付属のナットとセットで使用すると工夫次第で用途はかなり広いので工具箱に常備されています。
U字型のものも有りますが叩きにくいので使用範囲が激減してしまいます。
グリスが干からびている場合やうっかり軽い衝撃を与えてしまうと簡単にステムが脱落してベアリングをばら撒くことになりかねませんから、充分に注意してナットを引き上げるくらいのつもりで緩めていきます。 可能であれば、ぬれた新聞紙を厚めに敷いて置けば、万一の脱落時に飛び散らないで回収できる率が高くなります。
ナットが取れてしまえばそのすぐ下にあるダストカバーをそっと持ち上げて上側のコーンを取れば19個のボールが見えるはずです。場合によったらダストカバーにコーンやボールが張り付いているかもしれませんので御注意。
なくす前に回収しておきましょう。
この作業中もステムの脱落に注意することを忘れないようにしてください。
上がすっきりしたらアンダーブラケットのラジエタ-側の底に手を添えるようにしながらステムをそっと抜き出します。ベアリングがこぼれだしたりしないか確認しつつ抜き取りましょう。
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素人ながら、なんでも自分でしてみたい性分なので販売店に行くときは購入の用以外はなかったかも・・・・。
ここに記載されていることは私が実践したことではありますが正しい知識に基づいて行われているものばかりではありません。ご注意の程。